食養生と冷え性について
■食養生とは何か
冷え性対策を行っている方の間でちらほらと「食養生」という言葉が出始めたようですが、実際はあまり聞きなれないかもしれませんね。でも、同じ意味を持つ「マクロビオティック」なら聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
このマクロビオティックの語源は古代ギリシャ語の「マクロビオス」で、18世紀に「健康による長寿」という意味で使われ始めたものなのですが、第二次大戦後に食文化研究科の桜沢如一氏がこの言葉を使用して自らの食事療法を提唱したと言われています。
マクロビオティックを提唱した桜沢氏が健康のために実行したものが、江戸時代の軍医・石塚左玄の「食養生」といわれており、また食養生とマクロビオティックは内容が似通っていることからも、食養生とマクロビオティックは同一視されることが多いようです。
■食養生と冷え性
食養生のポリシーは「心身の病気の原因は食事にあり」という一文に集約されており、これは東洋医学(漢方)にも非常に似通っていることがわかります(これは、食養生のルーツである養生訓が普及した江戸時代が鎖国にあり、医療も東洋医学のものを参考にしていたことが要因にあると考えられます)。
またこの食養生では五味(様々な味わいのもの)をとることが大事とも言われていますが、それ以上に「ナトリウム」「カリウム」のバランスをとることが大切と言われています(このバランスがとれていることを「中庸」と呼びます)。これは、冷え性の原因にもなる心臓や腎臓など内臓の病気を防ぐことにもつながります。
また、食養生では主食を白米や小麦(パン)ではなく、玄米にすることも大切なポイントと言われています。玄米を主食とした食生活にすることで、実際に冷え性がだんだんと改善されてきたという方も多いようですので、冷え性にお悩みの方はまずは一ヶ月試してみてはいかがでしょうか。
■キャベツで冷え性改善
食養生ではなんでもバランスよく食べ、ナトリウムとカリウムのバランスに気をつける...と言われていますが、そのとき重視したいのが「旬のものを食べよう」ということ。特に長ネギや冬キャベツなど、これから寒くなってくる秋?冬にかけては冷え性になりやすい体を温めたり、内臓のはたらきを活性化させるなど、冷え性に効果のある野菜がどんどんと旬を迎えるため、そういった食べ物を上手に活用していきたいところです。
冷え性の方にお勧めしたい食事が、キャベツや長ネギのお味噌汁です(キャベツは千切り、長ネギはざく切り)。疲れているときでもするっと飲めますし、冷え性の方ならば朝の食事で一杯飲んでおくと温まっていいと思いますよ。
それでも物足りない、というときは生姜や唐辛子などの香辛料を足すと、冷え性の改善のほか、五味の考え方の基本である様々な味の変化を感じられて楽しいですよ。
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